いいじゃん!富士市の学校給食~愛情いっぱいみんなとオール富士産の思い出を~

こんにちは、3期生のぷーちゃんです。
全国的にも珍しい直営自校式給食を富士市の魅力として中学生に再確認してもらおうと、11月30日に本年度の食育推進校である吉原第二中学校で食材の全て(味噌に使われる大豆やショウガなども含め)が富士・富士宮市産のスペシャルな給食が提供されました。

当日のメニュー

・ごはん(富士市産の新米)
・鶏肉のから揚げ(青木養鶏)
・さつまいものレモン煮(吉原二中産さつまいも)
・ほうれん草と平茸の味噌汁(安藤農園、富士きのこセンター)
・みかん(岩本山かりがね果園)

こちらの給食に使用されたサツマイモは、吉原第二中学校の2年生が丹精込めて育てたものです。
農業に詳しい吉原第二中学校の縣(あがた)先生のアドバイスのもと、班ごとに土作りをはじめとする栽培方法を考えて収穫量を競い合い、全体で84キロの収穫ができ、今回はそのうちの30キロを使用しました。
事前調査で多くの生徒が不足しがちだった「鉄分」の吸収を促進するためにサツマイモとレモンを組み合わせた調理方法も生徒が考えました。
富士市役所食育推進室の高野さんも鉄分の吸収を促進する「ビタミンC」や「クエン酸」を含むレモンと一緒に調理することはとても良いことだと太鼓判を押していました。

富士市の食を支えるヒーローたち

講話では、安藤農園の安藤さんと富士きのこセンターの渡辺さん、富士市学校給食等地場産品導入協議会の小櫛さんを講師に招き、生産時のこだわりや富士市の給食の現状などを伝えました。

頼れるお兄さんのような雰囲気とテンポのよい語り口調の安藤さんと、優しい雰囲気とユーモアのある渡辺さんの講話で、話を聞いた中学生は農家の仕事に興味津々という様子でした。
先代からの知恵を受け継ぎつつ、農家の仕事に誇りを持ち、より良い野菜を作るために奮闘されている様子が伝わってきて私もお二人の姿に頼もしさを感じました。

安藤さんは、静岡県で3番目のエコファーマーで土にこだわり、渡辺さんは、栽培に使うおが粉から静岡産にこだわり、きのこ作りの副産物も積極的に循環させているそうです。今後、地産地消がさらに進んでいけば、次の世代にこの素晴らしい富士市の恵みをつないでいくことができると思います。

富士市がもっと好きになる

私たちの富士市は、日本一の富士山と日本一深い駿河湾を併せ持つ、世界唯一のまちです。標高差約6,000m(富士山の高さ3776m、駿河湾の深さ2500m)の環境は、湧き水にも恵まれ寒暖差は野菜の持つ甘みやおいしさを引き出します。

生徒の皆さんには、富士市の素敵な自校式給食や熱い想いの持った農家の皆さんの存在を再確認してもらえたのであればうれしいです。