岳南電車に歴史あり!本吉原駅のプラットホームが国の登録有形文化財に

こんにちは サヨちゃんです。
岳南電車は、知れば知るほどおもしろい♪今回は、国の登録有形文化財に登録される“岳南電車本吉原駅プラットホーム”に迫ります!

お話を聞いたのは岳南鉄道石井社長。お話を聞いていて癒される上にわかりやすい。一気にファンになってしまいました。

登録有形文化財とは

みなさんは、登録有形文化財って聞いた事がありますか?
登録有形文化財とは、国宝や重要文化財など、国や自治体が「指定」する文化財保護の制度とは別に、所有者が自ら申請することで「登録」される文化財の制度にのっとって定められた有形の文化財のことをいいます。

県内では、静岡県庁や静岡市役所の本館、浜松市の「天竜二俣駅」などがあり、市内では、富士本町にある「旧加藤酒店店舗兼主屋」や南松野にある「旧岩淵火の見櫓」などがあります。

歴史を感じるプラットホーム

岳南電車本社から見える本吉原駅

岳南電車本吉原駅は1950年にプラットホームが開設。
プラットホームの側面は間知石積(けんちいしづみ)という四角錐(しかくすい)状に加工された石を積み上げた技法で築かれ、約70年たった今も当時の姿のまま保存されています。

キノコ型の上屋

この上屋、聞いて驚きました!
上屋は雨が降った時に欲しいとの声があり、1968年に増築されました。通常はまっすぐな柱を使用するのですが、本吉原駅では湾曲支柱になっていてキノコ型のデザインとなっているんです。この独創的形態で市民に親しまれています。
個人的な感想ですが、「工業の盛んな町、富士市」にはぴったりだな!って思いました。

岳南電車江尾駅。同じ様な構造です。

「このように国の登録有形文化財になる本吉原駅をはじめ、岳南電車沿線の魅力を高め、一般のお客さんにもっと自然や文化に触れてもらいたい。そして、ひとつひとつの駅が特徴を出すことにより、多くの人に興味を持ってもらいたい。」と、石井社長は話してくださいました。

夜景電車など、さまざまな取り組みもあり、たくさんの人を夢中にさせる岳南電車。
「岳南電車を知れば富士市の文化がわかる」そんなふうにも思いました。

本吉原駅から見える富士山