参加レポート★みんなと考える「私」の働く~ワークとライフと小さな夢と~

こんにちは。ふじ応援部7期生のちよちよです。
3月2日に開催された、富士市男女共同参画学級開設委託事業、おやこそだちの会主催のセミナー『みんなと考える「私」の働く~ワークとライフと小さな夢と~』に参加してきました。

主催の『おやこそだちの会』の活動についてはこちらの記事もご覧ください。
子育て世代がイキイキと♪「おやこそだちの会」のご紹介

「世界一子どもが幸せな国」オランダから学ぶ働き方

講師の南谷幸子さんはキャリアコンサルタントの資格を持ち、これまで富士市内の小中学校や高校で、キャリア教育に携わってきました。
そして、子育てをしながら働くママでもあります。

講師の南谷幸子(みなみたに さちこ)さん

南谷さんによると、「世界一子どもが幸せな国」オランダは、
「世界一ワークライフバランスが充実している国」とのこと。

そこで、参加者それぞれが自身のワークライフバランスについて考えるべく、以下の内容を書き出し、グループ内で発表しました。

・現在の働き方
・自分のライフで大切にしたいこと
・現在の課題

いろいろな働き方や価値観に触れ、各々の課題も見えたところで、オランダでの働き方改革の具体的な内容が紹介されました。

大人が、親が幸せだから、子どもも幸せ

オランダでは30年以上にわたる働き方改革の結果、性別も年齢も関係なく、働き方を自ら決めることができるようになったとのことです。

そのため、大人が、親が幸せになり、その幸せそうな姿を見て過ごす子どもたちも幸せを感じるというわけです。
「親の背中を見て子は育つ」ということわざもあるので納得ですね。

続いて、

・理想の働き方
・大切にしたいこと

この2点について書き出し、発表しました。

『自分はどんな働き方をしたいのか』、『どんな生き方をしたいのか』はキャリアアンカー(アンカー:船のいかり)とも呼ばれ、キャリアを決めていく上で譲れない価値観や欲求です。
「キャリアアンカーはライフステージによっても変化するので、その時に自分が良しとするアンカーを見つけてほしい」と南谷さんは仰っていました。

1週間に1日、永続的に休日が増えたら何をする?

最後に、「1週間に1日、永続的に休日が増えたら何をしたいか」を考えました。これが意外と難しい。
ただ、書き出す作業を続けていると、自分がやりたいと思っていたあれやこれやと共に、キャリアアンカーに関連することも並んでいることに気付きました。

セミナーを通して自分自身と向き合う時間を持てたことは、私も含め、慌ただしい日々を過ごしている子育て世代の参加者にとって、とても貴重な時間になるはずです。

ワークライフバランスの充実のために、さまざまな取り組みを行う企業も増え、チャットやオンライン環境の整備など、デジタル化が進み働き方にも多様性を求めることができます。
日本でもすべての世代でワークライフバランスが充実し、子どもたちの幸福度が上がると良いなと感じました。


今回のセミナーの主催である「おやこそだちの会」は、「親子で学ぶ」「働くママ」をキーワードにゆるやかなつながりを作ることを目指して活動しています。今年はお茶会など、気軽に参加できるイベントを予定しているそうです。

▶「おやこそだちの会」の活動についてはFacebookをご覧ください
▶市ウェブサイト:「男女共同参画学級開設委託事業」