金森慧さん/Kanamori Satoshi

囲碁のプロを目指して奮闘した中学時代。 その経験を生かして新たな夢へ進行中!

金森さんは囲碁のプロを目指していたそうですね?

はい。プロを目指していたのは中学生の頃です。週5日東京の囲碁道場に通っていました。朝8時から22時くらいまで、1日中囲碁漬けの日々でした。 囲碁を始めたきっかけは、小学校2年生の夏休みに近所の公民館に行き、他の子どもと地区のおじさんに囲碁を教えてもらったことです。その後、教室に通って勉強し、プロを目指すことにしました。
中学生の頃の囲碁道場で過ごした日々は、今振り返っても自分のためになっていると思います。日々囲碁と向き合って精神力がつきましたし、大人の方と話す機会も多かったので、マナーなどいろいろなことを学べました。
中学3年生になるタイミングで、プロへの道を断念し高校受験にチャレンジすることを決意しました。2年生まで学校へあまり行けていなかったので、高校受験に向けてハンデはありましたが、それまでの囲碁に集中していた日々のことを思えば、3年生になる春からでも「できる」と思えました。集中して勉強し、無事高校に合格することができました。

高校生になってからは どんな日々を過ごしていますか?

高校へ入学してからは、囲碁部に入部し、囲碁を続けています。 県高校囲碁選手権大会では3年間優勝することができました。2年生の時は全国でベスト16になれたので、さらに上を目指して今年度の全国大会に臨みました。
結果、全国5位になることができました。
もともと僕は飽きっぽく、子どもの頃はピアノや英会話なども習っていましたが、すぐに辞めてしまいました。でも囲碁は続きました。囲碁は「楽しい」と思えたので続けられたのだと思います。自由に打てて勝ち負けがはっきりつくのが囲碁の魅力です。
これからも囲碁は一生続けていきたいと思っています。また、今は勉強も頑張っています!将来は医療の道に進みたいと考えています。

Profile

静岡県立富士高校3年生。囲碁部に所属。県高校囲碁選手権大会では
3連覇を達成し、全国ベスト5という快挙も成し遂げた。