地域に愛されるお人形店「雛ふじ」が伝える匠の技
2期生のよっちゃんです。
青葉通り沿いにお店を構える「人形司 雛ふじ」を訪問しました。
本格的な春の訪れを前に、店内には五月人形や鯉のぼりがずらりと並び圧巻です。
雛ふじ社長は、伝統工芸士の齋藤伸一さん。
駿河雛人形「伝統工芸士」の称号を授与された職人としては、静岡県東部唯一の存在です。創業55年目を迎えた雛ふじ。
齋藤さんは、お人形づくりに従事されて半世紀、匠の技で地域の方々や子どもたちへ日本の伝統的なものづくりを伝えています。「日本の伝統を子どもたちに伝えたい」 そんな思いから、ご子息が通っていた南保育園に雛人形を寄贈したのは43年前のこと。そしてことし、今度は子から孫の世代へ思いをつなぎ、五月人形と雛人形七段飾りを新たに寄贈されました。
保育園に届けられたお人形は、力強く立派な五月人形と、たおやかな佇まいと華やかな美しさに目を奪われるお雛様。どちらも年長組の子どもたちが節句やお道具の意味などを聞き、飾り付けを手伝いました。目を輝かせてお人形を見つめたり、思わず手を合わせたり。微笑ましい姿が見られました。
もうすぐ端午の節句です。ぜひ一度、雛ふじを訪れてみてはいかがでしょうか。広々とした店内は落ち着きがあり、ゆっくりとお人形を見て歩くことが出来ますよ。授乳室やキッズスペースもあり安心です。匠の技で作られ、匠の目で選ばれたお人形たちが揃っています。きっと素敵なお人形に出会えると思いますよ!