子猫園~ベルソー・デ・シャトンズ~保護猫たちのパネル展2023

ふじ応援部のりかぽんです。
最近、テレビで頻繁に動物番組が放送されています。ペットショップにいる子犬や子猫は見ているだけでも本当に癒されますし、抱っこすると温かく優しい気持ちになれます。

それは「命」だからです。

実は、全国で1年間に殺処分される猫の数は、なんと約3万匹にもなります。これはひとつの社会問題になっています。

富士市で2019年4月に、保護猫ボランティア団体である子猫園『ベルソー・デ・シャトンズ』を立ち上げた中学2年生の赤石朔(あかいし さく)さんと、一緒に活動をするお母さんの雪さんにお話しを聞きに行ってきました。

※3月18日(土)~26日(日)午前10時~午後5時、富士市鮫島のイオンタウン富士南で活動を紹介するパネル展『保護猫たちのパネル展~中学生と猫たちが綴るメッセージ~』が開催されます。

ポスターやチラシを掲示、配布してくださる方のご協力も募集中です!!

『命を救うのに理由なんてない』

 ~ベルソー・デ・シャトンズ~「berceau de chatons」は、フランス語で「子猫たちのゆりかご」という意味です。
たくさんの保護猫たちを温かくてゆりかごのような子猫園で育てています。
子猫園を立ち上げたきっかけは、富士市内で保護猫活動を長年行ってきた方から2匹の猫を譲り受け、里親になったことです。同時に人間の勝手な都合で殺処分されている猫たちの過酷な現状を知り、強いショックを受け、自分にも何かできることはないかと家族と相談し活動を始めました。



主な活動は、保健所などの依頼で子猫を保護し、譲渡先を探します。
まずは、動物病院に連れて行き、その後、乳飲み子には3時間おきにミルクをあげ、ご飯やトイレなどのお世話、治療が必要な場合は通院します。
現在、子猫園にいる猫は15匹。多い時には40匹以上の猫がいた時もあります。
朔さんが保護した猫はこれまで約280匹。
子猫園で保護し、お世話をする約8割が、生後0日から2ヶ月位の乳飲み子で、学校へ行きながら、家に帰ってきたら猫たちのお世話をするといった多忙な日々を送っています。
『大変だけどやるしかない。命を救うのに理由なんていらない。』
と、朔さんは、なんの迷いもなく答えてくれました。

猫たちはみんな朔さんが大好き

3年前の春に私(りかぽん)も自宅敷地内で、まだ目も開いておらず、生まれて2~3日くらいと思われる2匹の子猫を保護しました。
すぐに動物病院に行き、分からないことを聞き、3時間おきにミルクを与えるため、何日も一人リビングで夜を明かすといった、何年ぶりかの育児のような日々を過ごしました。
保護した子猫のうち1匹は、お世話の甲斐なく衰弱し助けることができず、悲しく辛い思いをしました。
「命」を預かるということは、綺麗ごとばかりではなく、ただただ可愛いだけではやっていけないのです。

保護猫たちのパネル展
~中学生と猫たちが綴るメッセージ~

朔さんは、昨年の3月に初めて保護猫たちのパネル展を開催し、私は、そこで初めて朔さんのことを知りました。
パネル展では、猫の写真パネルが可愛くて目を引いたのはもちろんですが、13才の中学生が保護猫活動をやっていて、生まれたばかりの赤ちゃん猫のお世話をし、たくさんの小さな命を救ってきたことを知り、とても感動したのを覚えています。
そして、同時に何か自分にもできることはないかと考えました。
譲渡先の募集はもちろんですが、保護した乳飲み子たちを温めるためのブランケットや、ミルク、ご飯、トイレの砂などの必要物資の寄付、お世話のボランティアなどを募集していました。
早速、使っていないブランケットやご飯を届けました。

当時、子猫園に伺った日は、お金のために劣悪な環境(ブリーダー崩壊)に置かれた猫たちが保護されていました。飼育が困難になり、近親交配で先天的な障害をもって生まれてきた子猫もいました。
出産シーズンの春で、同時期に30匹以上もの猫たちが保護された状態で、朔さんとご家族、親戚、ボランティアの総出でお世話をしていました。
 

今年も3月18日(土)~26日(日)に富士市鮫島のイオンタウン富士南店にてパネル展が開催されます。
子猫園を卒業した猫たちと里親で作られた、うちの子自慢のパネルが1番の見所です。
今回のイベント開催中である3月21日(火・祝日)にはたくさんのゲストが登場します。
また、猫たちのために想いを届けたいと賛同してくれた団体の皆さんのパフォーマンスも必見です。

パネル展を通して、大好きな猫たちのことを知って欲しい。
里親と猫たちの「幸せ」の架け橋になりたい。
朔さんは、猫たちを優しい目で見つめながら話してくれました。

譲渡会

子猫園では、毎週日曜日に予約制で譲渡会を開催しています。
猫の殺処分は年間3万匹以上に及び、そのほとんどが生まれたばかりの子猫というひどい現実があります。尊い命は人も動物も同じです。

我が家にも子猫園から譲渡していただいた猫がいます。
動物を家族として迎え入れることは、最期まで一緒に生きていく責任と自覚を持つことが大事になります。
その命の重みと責任とともに、毎日癒され楽しく、私たち家族の人生も豊かになりました。

「命」の大切さについて一緒に考えてみませんか。

子猫園~ベルソー・デ・シャトンズ~の活動について、詳しくはホームページやInstagramを覗いてみてくださいね。

■ホームぺージ「子猫園〜ベルソー・デ・シャトンズ〜」
https://berceau-de-chatons.localinfo.jp/
■インスタグラム「@berceau1210」
https://www.instagram.com/berceau1210/

YouTubeでも様子を見ることができます

子猫園~ベルソー・デ・シャトンズ~

富士市本市場128-1
電話番号:080ー4929ー0117
営業時間 毎週日曜日、譲渡会が行われます。完全予約制です。
お問い合わせは
お電話または、LINE berceau1210
メール berceau1210@i.softbank.jp
定休日
ホームページ:https://berceau-de-chatons.localinfo.jp/