移住してきた私が、この街で働くということ。/山口まみさん

こんにちは!5期生のみゆみゆです。

知らない土地に移住したあと、配偶者以外に知っている人がいないなか、地域への溶け込み方や、小さい子どもを抱えて働くことなどに不安を抱える女性は少なくありません。そんなときに、もし、同じ境遇の仲間と出会い交流する機会があったらいかがでしょうか?

富士市では、移住後の不安や悩みを解消し、富士市で自分らしいライフスタイルを見つけてもらうことを目的に暮らしや働き方をテーマとしたセミナーや交流会を開催する「富士このみスタイル」という事業を行っています。また、今年4月には、この事業を市民主体で取り組む団体「富士このみスタイル推進協議会(以下、このみ会)」が発足しました。

今回は、「富士このみスタイル推進協議会」副代表の山口まみさんを紹介したいと思います。

富士このみスタイルに参加した経緯を教えてください

山口さん:
富士市に移住する前は、静岡市の紅茶専門店でオンライン販売の仕事をしていました。そこでは、自社の強みをPRしたメールマガジンを書いたり、商品撮影のお手伝いをしたりしていました。もともと写真を撮ることは趣味だったので、やりがいがありましたし、効果的なタイトルの付け方や、商品の魅力を引き出すワードを考えながら文章を作成することは、難しくも楽しい作業でした。やりがいがある一方で、遅い時間まで仕事をすることが多く、結婚を機に辞めることにしました。

その後、出産や子育てを経て新たな働き方を模索していたときに出会ったのが、「富士このみスタイル」です。
ここでは、女性が柔軟に仕事をすることをテーマにしたセミナーが開催されていて、ワークシェアという新しい働き方について学ぶ機会もありました。ワークシェアは、平日の日中に長時間働く方法ではなく、1つの仕事を複数人で分担して働くことで、短時間だけ関わることができたり、特別な資格を有していなくても自分の特性を仕事に活かせるというもので、私のワークスタイルに合っていると感じました。

マンガで解説!富士このみスタイルのセミナー紹介
①一人で子育てをしていた私が出会ったのが、富士このみスタイル
②同じ境遇の仲間と出会い、ワークシェアを始めることに

ワークシェアのお試し体験に参加したことについて教えてください

山口さん:
私は、富士このみスタイルのオンラインセミナーの運営業務を体験しました。
開催前の告知文章の作成や当日のテクニカルサポート、アンケート集計を仲間と分担して行いました。とりわけ、これらをこなすスキルがあったというわけではありませんが、仲間とこまめに情報共有をし、互いに前向きな声かけをしながら進めていきました。

ワークシェアの良さは、自分ではできないと思っていたことでも、仲間と共に乗り越えられることや、スキルアップや本人が気づいていないような特性を見つけることができることだと思っています。私もこのお試し体験を通して、「山口さんは、いつも相手の気持ちを汲み取るのが上手だよね。」とほめてもらうことがありました。今後も、私の良さを活かした仕事をして、このみ会の活動を通じて富士市を盛り上げていきたいです。

マンガで解説!ワークシェアの体験談
①未経験でも仕事をすることができるのがワークシェアの特徴
②仕事への達成感や地域への繋がりが生まれます

具体的に、このみ会でどんなことをしていきたいですか?

山口さん:
まずは、昨年度から温めてきたお試し体験事業である「富士このみスタイル食堂」をやり遂げたいと思っています。
これは、エネリア食堂と市内に住む料理研究家や、このみ会がコラボして期間限定で食堂をオープンするというイベントのことで、私たちは企画運営を担います。
この事業を通して、このみ会に少しでも興味を持っていただき、一緒に働く仲間を集えたらいいなと思っています。

ちゃんと働くのが初めてという方や、出産などでブランクのある方のほか、今の仕事にプラスして働きたい方など、どなたでも大歓迎です。
ぜひ、私たちと一緒に新しい働き方を体感してもらえたら嬉しいです。

最後に

私(みゆみゆ)は、山口さんと富士このみスタイルのお試しワークシェアで出会いました。
斬新なアイディアと本質を見極める洞察力が、山口さんの魅力です。

これからも、お互いにスキルと特性を磨きながら、このみ会を盛り上げていきたいと思います。

富士このみスタイル推進協議会/富士市シティプロモーション課 移住定住推進室

〒417-8601 静岡県富士市永田町1丁目100番地
電話番号:0545-55-2930
営業時間 8:30 - 17:15
定休日 土日祝
ホームページ:https://iju.fujicity.jp/fujikonomi/?msclkid=ce7d049cd01111ec91f200a59739dfbb