「小さな人たち」に出会いました。
こんにちは。もじゃこです。
今回は童画家の川村美佳子さんにお会いしてきました。 透明水彩で描かれた小さな人たちの生活。 川村さんはこの「小さな人たち」を40年ほど前から描き続けてきました。
庭に咲いた草花の根元で、ちょこっと出かけた場所の風景の中で、時には頭の中に広がる森の中で、いろいろな場面に「小さな人たち」が現れて、そこで一緒に遊んでいるような気持ちで作品を作り上げるそうです。
川村さんの絵は、花の香りが優しく漂い、耳をすませば小さな人たちの話し声が聴こえてくるような、柔らかい世界を創り出しています。 ある日、川村さんの絵を見たひとりの童謡歌手が「この絵の中で歌いたい。」と言いました。
川村さんは、その思いを叶えるため、会場の壁に「小さな人たち」の絵をたくさん飾り、コンサートの応援をすることにしました。 2019年12月7日に富士市横割のグリナート幹で行われた、童謡歌手の塩澤ひとみさんの「切手のない贈り物コンサート」でそれが実現し、塩澤さんの歌う優しい童謡と「小さな人たち」で、聴きに来た観客を包み込みました。
三児の母でもある川村さんは、育児の合間を縫って絵を描いた時代もあったそう。 「家族のサポートもあり、これまで大好きな絵を続けてきたことが私にとっての幸せです。」と語っています。
みなさんも、川村さんの作品に会うことがあれば、そっと耳をすませてみてください。 「小さな人たち」の話し声が聞こえてくるかも知れませんよ。 川村さんの作品は、富士・富士宮エリアで開催される「Gakunan Art」の展示会場、または委員を務める現代童画会のHPや展示会場等見ることができます。
現代童画会HP https://www.gendoh.jp/